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ミステリの祭典

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偶像のレクイエム
刑事コロンボ

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1974年11月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 7点 青い車
(2019/09/15 16:43登録)
 ノーラを演じたアン・バクスターがまさに「映画界が斜陽となりTVドラマで生き延びている人」だったと知り、そのリアリティに当時のアメリカの視聴者は引き付けられただろうと思いました。『パイルD‐3の壁』と同様、視聴者に伏せた秘密がラストまで引っ張られますが、今回はそれがドラマ性を豊かにするために効果を挙げています。コロンボのノーラへの紳士的な振る舞いも印象的でした。

No.1 6点 江守森江
(2010/05/10 04:17登録)
倒叙物の王道ながら、本当に狙われたのは誰か?そして何故狙われたのか?と被害者側にも謎を広げ、噴水の水が何故出ないのか等の些細な気付きから犯人の狙いを察して落とし、過去の事件までも解決する構成は素晴らしい。
犯人の癖や行動を観察する描写はノベライズで読んでも楽しめる。

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