アリバイのダイヤル 刑事コロンボ |
---|
作家 | リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク |
---|---|
出版日 | 1977年12月 |
平均点 | 5.00点 |
書評数 | 2人 |
No.2 | 6点 | 青い車 | |
(2019/09/15 11:08登録) このエピソードは推理の内容以上に演出が素晴らしく、最後の犯人と二人きりでの対決シーンに魅力が詰まっています。よくよく考えれば今回コロンボが突きつけたのはハンロンのアリバイ崩しに過ぎません。言い逃れは可能なのですが、BGMの緊張感、コロンボの表情、黙って水を飲むハンロンといった見せ方の上手さはシリーズでも上位に登ると思っています。エンドクレジットが、廻っているテープだけを映した画面で流れるところも好きです。 |
No.1 | 4点 | 江守森江 | |
(2011/03/29 02:52登録) AXNミステリー「刑事コロンボ」今週の放送エピソードはコレ。 以前に視聴した記憶のないエピソードだったので、おさらいではなく先にノベライズを読んで、録画視聴でおさらいする逆パターンを試してみた。 別のエピソードで試みるべきだった。 電話と録音のアリバイに関して小説だとどうにも古臭く感じる(ドラマは古臭さも味わいの一つ) トリックを仕掛ける犯人も盗聴を逆手にとるがコロンボが突き付ける証拠も逆転の発想。 素晴らし過ぎて、同様な発想の証拠提示は転用過多で、一話完結型ミステリードラマなら大概一度は使用しているだろう。 それでも思い付かない人は毎回思い付かないのかもしれない。 ※要注意 ここからネタバレ 普通な思考経路だと、あってはならないモノを探す間違い探し的発想の一方通行になり、なければいけないモノに注意が向かない。 それ故にミステリーで使用したくなる気持ちは理解できるが(発想の基本設定ではあるが)ここまで使用過多になると先が読めすぎてしまう。 もっとも本作に罪は無いし、ミステリーとしての楽しみを奪っても何度も接して脳裏に刷り込まれたら日常生活で活用できる場面がきっと来るだろう。 |