home

ミステリの祭典

login
指輪の爪あと
刑事コロンボ

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1974年04月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 7点 青い車
(2019/09/14 23:54登録)
 コロンボ警部の十八番である犯人への罠、いわゆる逆トリックが本格的に初めて使われた回。インテリながら短気な側面のあるブリマーを相手にコロンボは着実に証拠を集め、最後は彼の神経を逆なでして見事に罠にはめてしまいます。サブキャラのケニカット氏も偉ぶらず礼儀正しい態度を崩さないのに大物感を表している姿が魅力的です。

No.1 6点 江守森江
(2010/05/01 04:13登録)
コロンボでなくても、タイトルにもなっている気付きから(倒叙物でなかったとして)直ぐに犯人の目星は付く。
しかし、全く物的証拠の無い事件で、如何にして犯人の行動を予測しながら罠に掛けて落とすか、の部分は初期のコロンボ作品の中でも秀逸な部類だろう。
かなり以前の初読時、墓を掘り起こす描写で、アメリカでは日本と違い火葬が主流でない事が衝撃的だった。
ドラマがブームの頃、見逃すとビデオ化も無く再放送もされずノベライズで読むしかなかった事が思い出された。
※余談
図書館の蔵書検索で書庫にノベライズが大量にある事を発見したので順次読む(再読多数)予定。
なんだかんだ言ってコロンボや古畑や相棒(杉下右京)は面白い。

2レコード表示中です 書評