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ミステリの祭典

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スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎001
東野圭吾編

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日2006年09月
平均点7.00点
書評数3人

No.3 6点 ミステリ初心者
(2018/11/04 11:46登録)
 押入れを整理していたら出てきて、書評をしていないことに気づきました。いろいろなタイプの短編があり、枠にとらわれない選出が東野さん的な感じがします(それほど知っているわけではないけど)。
 サボテンの花と双子の家が、特に頭に残っていました。

No.2 7点 Tetchy
(2010/03/27 22:43登録)
毎年日本推理作家協会がその年に発表された全ての短編の中で優れた物を纏めて「ザ・ベスト・ミステリー」としてアンソロジーを出しており、此界を代表する作家達がその中から更に選んで編むという企画本。第1回は東野圭吾だ。

小杉健治の「手話法廷」、松本清張の「新開地の事件」、日下圭介の「緋色の記憶」と連城三紀彦の「ぼくを見つけて」が特に印象に残った。

どれもこれも確かに水準以上。確かに読ませる。しかし、思わず膝を叩くような驚天動地の真相といったものが無かったので、突出した物がないといった感じ。これがアンソロジーの難しいところ。玉石混交の方が優れた作品が目立ち、逆に際立つのかもしれない。

No.1 8点 こう
(2009/01/18 01:47登録)
 1970年、80年、90年の日本推理作家協会賞の年間アンソロジーに収録された短編より東野氏がセレクトしたアンソロジーです。やはり各年代で代表とされる作家がかなり違い懐かしい感じがしますしラインナップが面白いです。松本清張、筒井康隆、赤川次郎、日下圭介、高橋克彦、連城三紀彦、小杉健治、宮部みゆきの8作品です。
 むしろ社会派的作品が多いですが「謎」が魅力的な作品が多いです。
 個人的には日下圭介、連城三紀彦、小杉健治といった渋いセレクトが気に入っています。宮部みゆきは「サボテンの花」が収録されています。
 基本的にはこの短編が気に入ったらその元の短編集を手に取るための案内としては最適なアンソロジーだと思います。個人的には日下氏、連城氏の短編集は特にお薦めです。

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