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ミステリの祭典

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本格ミステリー・ワールド 2009
監修 島田荘司

作家 雑誌、年間ベスト、定期刊行物
出版日2008年12月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 6点 Tetchy
(2010/07/04 22:57登録)
二階堂黎人の「俺ミス」と呼ばれる「黄金の本格ミステリー」選出は幾分薄められていた(それとも編集の際にカットされたか)。
ただ選出された作品群が今後数年に渡って「黄金の本格ミステリー」として本格ミステリ史に残っていく物なのかは非常に疑問。

逆に内容が濃かったのが島田荘司×綾辻行人の対談である。特に島田に見出されデビューした綾辻が既に当時の島田の立場にいることを自覚し、かつて自分を見出した島田の志の高さに思いを馳せる件は、なかなか胸を打つものがあった。本格ミステリの遺産はこのように師から弟子へ引き継がれていくのだと、その現場を目撃した思いがした。

No.1 3点 江守森江
(2009/06/13 20:25登録)
一応はガイド的であるが、あくまで年刊雑誌に過ぎない。
発売時に本屋で立ち読みして読みたい本リストに追加すれば充分。
贔屓の作家が掲載されていたらお薦め作品のチェックや近況も立ち読みしましょう!
発売後半年経てば古本屋の百円棚に並びますので購入するならそれからでも遅くない。
※追記
所蔵しようと思うマニア以外には売れなかったのか?「このミス」・「本ミス」・「早ミス」と違い古本屋の特売棚に並ばない事に最近気付いた(図書館にも所蔵されにくいので、立ち読みも含めて時期を逃すと眺める事すらできない)
それでも所詮、二階堂のオナニー本な「俺ミス」でしかない!

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