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ミステリの祭典

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雨に殺せば
大阪府警シリーズ

作家 黒川博行
出版日1985年06月
平均点6.00点
書評数3人

No.3 5点 江守森江
(2011/01/03 17:37登録)
黒マメコンビ作品ながら大地康雄・村田雄浩主演の正統派ドラマ化作品では制作されずにドラマ・オリジナル設定な吉永誠一シリーズに変更されドラマ化された作品。
原作もおさらいしたので二倍美味しいハズだがそこまで美味しくなかったのは、私が大阪弁を好きではない江戸っ子だからだろうか!
テレ東作品は舞台設定を関東に変えてあるのが原作ファンには不評だったらしい。
※余談
このシリーズの中山忍は非常に愛らしい。
私的なニサス女優ナンバーワンの称号を進呈したい。
ニサスの帝王と新女王が夫婦な設定のドラマもニサス枠廃止の流れには勝てなかった。

No.2 6点 kanamori
(2010/09/08 17:17登録)
大阪府警捜査一課の刑事・黒マメコンビシリーズの第2弾。
銀行の現金輸送車強盗殺人から容疑者・関係者が次々と死体となっていく深刻な事件なのに、二人の刑事の軽妙な関西漫才風やりとりがアクセントになって絶妙の読み心地。しかも中身はなかなかの本格編ということで、これは初期の秀作です。
後のサントリーミステリ大賞「キャッツアイころがった」よりだいぶ出来がいいように思いました。タイトルがいまいち意味不明ですが。

No.1 7点 ZAto
(2009/10/17 12:56登録)
ユーモアとスピードを信条としながら本格探偵小説の謎解きもしっかりと踏まえながら、事件の背景は綿密な調査とリアリズムでどこまでも重厚という初期の黒川作品の常道が既にこの第二作目で完成されているといっても過言ではないのではないか。

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