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ミステリの祭典

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処刑人の秘めごと
ピーター・ダイヤモンドシリーズ

作家 ピーター・ラヴゼイ
出版日2008年06月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 5点 nukkam
(2015/06/21 23:13登録)
(ネタバレなしです) 2007年発表のピーター・ダイヤモンドシリーズ第9作の警察小説です。「最期の声」(2002年)で愛妻ステファニーを失った影を引きずりながらもダイヤモンドは少しずつ気力を取り戻しているようで、得意の皮肉が復活しつつあります。雲をつかむような事件を扱っていますが安定の筆力で退屈させないのはさすがです。ダイヤモンドのプライヴェート描写とミステリープロットの絡ませ方も巧みです。読者が推理に参加する要素がほとんどないのがちょっと物足りないですが。

No.1 7点 あびびび
(2011/01/12 12:32登録)
最愛の妻、ステフを亡くして一人住まいのダイヤモンド警視に不可解なラブレターや贈り物が届いた。

同時期に、首つり死体が3件起きるが、それは公開処刑のような殺人だった。この迷宮に、ダイヤモンドは立ち向かうが…。

この作家らしい謎解きと、そこそこのどんでん返し。ほとんど外れがない作家だと思う。

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