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ミステリの祭典

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カンナ 飛鳥の光臨
カンナシリーズ

作家 高田崇史
出版日2008年11月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 7点 TON2
(2013/01/16 18:45登録)
講談社NOVELS
 QEDの作者の新シリーズですが、同じように歴史・民俗学に関するものを扱っています。
 この作品では、聖徳太子の正体ついて考察し、大化の改新について通説の逆の見方を示しています。
 QEDの桑原崇のマニアックな薀蓄よりは分かりやすく、面白いと感じました。

No.1 7点 makomako
(2008/12/14 09:11登録)
QEDと異なる歴史推理シリーズ第1弾。事件のトリックはまあこんなものと言った程度だが、歴史推理は聖徳太子の存在などこの手の話に興味があるものにとってはあまり珍しいものでないなと思っていたら、結論は意外なところに展開して結構面白かった。ちょっとこじつけ風なむりもあるけど。
 男女二人の主人公でQEDと似ているが、甲斐はタタルほどエキセントリックでなく、貴湖はナナチャンよりずっと頼りになる。さらに忍者はっとりくんに出てくるような忍者犬も登場する。漫画チックだが軽く読めて楽しかった。この話はシリーズのようで完結しておらず次回が楽しみ。

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