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ミステリの祭典

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釧路・札幌1/10000の逆転
壮&美緒

作家 深谷忠記
出版日1993年06月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 4点 makomako
(2011/10/09 08:55登録)
 深谷氏の作品は謎があり、鉄壁のアリバイがあり、意外な犯人やトリックがあるのだが、どうも私には面白く感じられない。レシピどうり作ったがこくのない料理。もっと言えば数学の解答を読んでいるような感じでなのです。難しい数式を考えていたら解答では思いもつかぬ変数を代入するとすらりと解けますよといったもののような感じといったらよいか。
 実際の捜査はきっとこんな風に近いとは思うのだがごたごたと細かい理屈が書かれていて結局それがぜんぜんダメだったりしたりしてと読んでいてうっとうしくなる。最後の展開も以外であったが、一般にこういった展開だとどうしてそうなったかをわくわくしながら読むのだが、氏の小説ではよく分かりました、もう結構です、といった感じとなってしまった。

No.1 6点 測量ボ-イ
(2011/09/28 20:42登録)
(微妙にネタばれ?)

氏の作品を初めて読みました。旅情ミステリが多そうですが、
内田康夫氏の亜流なのかな?
その割には謎解き要素もまずまずあり、まずは楽しめました。
不満点は真犯人の偽装工作が凝り過ぎてて、リアリティをあ
まり感じなかったところです。
被害者の行動の盲点はなるほどと思わせるものがありました。

トラベルミステリが基本好きなので、採点はやや甘めで。

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