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ミステリの祭典

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中庭の出来事

作家 恩田陸
出版日2006年11月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 5点 八二一
(2021/04/12 20:16登録)
シンプルな情景が少しずつ微妙に表情を変えながら何回となく繰り返し語られていく。登場人物がもう少し個性的だったらと欲張りつつも、入れ子構造に引き込まれた。

No.1 4点 nukkam
(2019/01/07 20:58登録)
(ネタバレなしです) 私はネタバレにならないように感想を書いていますが、仮にネタバレありで書こうとしても本書に関しては書けません。それほどまでに2006年発表の本格派推理小説の本書は難解で、どこまで正しく理解できたか自信がありません。現実の場面と芝居の場面が交錯する構成ですが境界線が曖昧だし、「男」、「女優1」、「女優2」、「女優3」と表記される登場人物(名前はあるのですがほとんど使われません)は誰が誰だか混乱するし、時系列もあやふやです。似たような場面を微妙に異なる視点で何度も読まされ、鏡に映った鏡を見ているような気分になりました。

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