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ミステリの祭典

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荊の城

作家 サラ・ウォーターズ
出版日2004年04月
平均点8.00点
書評数2人

No.2 7点 あびびび
(2015/04/23 21:18登録)
今、読書はミステリに限定している。(カラマーゾフの兄弟は挫折し、3度目に読了、十数年を要した)、この物語も骨太と言うか、簡単な物語ではない。あまりの重厚さに、ページが進まず、放棄したくなることもあった。

ただ、読み終えた時は、長い試験勉強を終えた時の満足感に似た喜びと苦笑があった。大作である。

No.1 9点 itokin
(2009/08/18 09:30登録)
19世紀ロンドン下町の子悪等の住む貧民街から物語は始まるが、子悪党たちの生活ぶり生き様が、生き生きと描かれており情景が目に浮かぶようだった。物語は、思わぬ方向に二転、三転し、長編でありながら一気に読まずにいられなかった。
なんかどかっとした身につまされるような作品だが最後の終わり方に救われた。とにかく、読み応え十分だ。

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