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ミステリの祭典

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探偵のG
キンジー・ミルホーン

作家 スー・グラフトン
出版日1991年06月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2013/09/07 22:06登録)
アンソニー賞・シェイマス賞を受賞した作品ということなのですが…
キンジーが殺し屋に狙われ、彼女の護衛をすることになったディーツとの関係というかやりとりというか、それは楽しいのです。ヘンリーやヴェラ等の脇役登場人物たちもなかなか魅力的ですし、砂漠地帯の情景も、キンジーが手掛けている(殺し屋の一件とは無関係な)依頼人の母親捜索事件の雰囲気をよく伝えてくれます。
しかし、事件展開のおもしろさについては、既読の『B』や『H』に比べると、今ひとつといった感じがします。特に殺し屋に命を狙われているのに、キンジーにもディーツにも、コメディじゃないんだからと言いたくなるような間の抜けたところがあるのです。クライマックスにおける決着の付け方も、まあ意外性があると言えなくはないのですが、幸運でしたねえとしか思えません。
ちょっと期待が大きすぎたということでしょうか。

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