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ミステリの祭典

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あなたならどうしますか?

作家 シャーロット・アームストロング
出版日1995年04月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 7点 人並由真
(2024/12/01 04:24登録)
(ネタバレなし)
 以下、感想&メモ

①『あほうどり』 
……旧題『悪の仮面』。懐かしの『火曜日の女』の一編『喪服の訪問者』の原作。同番組のクライマックス、(中略)が(中略)を(中略)するシーンのテンションは、今も覚えている。ようやっと読んだ。当然ながら翻案ドラマとかなり印象が異なり、後半は小説ならではの演出と効果を感じる。秀作。

②『敵』
……話術で読ませる話。手堅いゾクゾク感。

③『笑っている場合ではない』
……まんま「ヒッチコック劇場」だな。いや、ホメてます。

④『あなたならどうしますか?』
……たぶん「日本版EQMM」で、昔読んだ話か。これも話術で読ませる。

⑤『オール・ザ・ウェイ・ホーム』
……ワケあり主人公夫婦の巻き込まれサスペンス。良くも悪くもスタンダードな話の流れで、佳作。

⑥『宵の一刻』
……話の着想は面白い……かどうか、ちょっと微妙。イマイチ決まらなかった感あり。

⑦『生け垣を隔てて』
……構成と話者の妙でひねったパズラー。その辺をさっぴくとなんともない? ような一編ではある。

⑧『ポーキングホーン氏の十の手がかり』
……アームストロング版「シュロック・ホームズ」ものみたいな味わいで、ちょっとクスリと笑み。

⑨『ミス・マーフィ』
……あの(中略)の作者がこんな話を! と驚かされた一編。あらためて職人作家は一筋縄じゃいかないものと実感した。秀作。

⑩『死刑執行人とドライブ』
……設定のポイントが明快な、シチュエーションスリラーの逸品。1時間の短編(中編)アンソロジー形式のミステリ番組のネタにしたら、さぞ面白かろう。佳作~秀作。

総じて質の良い、一定レベルの短編ミステリ集。就寝前や、外出時の電車やバスのお供に最適な一冊であった。

No.1 7点 蟷螂の斧
(2021/03/31 19:43登録)
①あほうどり 9点 ある事情から未亡人とその妹をしばらくの間自宅に招待することになった。不倫ドラマと思いきや・・・女性心理とサスペンス感は申し分ない
②敵 7点 裏庭で犬が毒死。家主が疑われるが…黄金の13(エラリー・クイン篇)に選出されている
③笑っている場合ではない 6点 嘘つき女。今度は本当のことを言っているようだが・・・結末はタイトル通り
④あなたならどうしますか? 7点 死んだ人物を目撃するも誰も信じてくれない・・・どうしたらよいの?
⑤オール・ザ・ウェイ・ホーム 7点 ひき逃げを目撃された主婦。目撃者がやってきた・・・真相は分かりやすいが、心理描写が巧み
⑥宵の一刻 6点 家政婦が主人を銃殺したとの濡れ衣を着せられた。無実証明は?・・・面白い所から証拠が
⑦生け垣を隔てて 8点 主人は玄関前で背後から撃たれ鍵を落とした・・・でも実際は?ハウダニット
⑧ポーキングホーン氏の十の手がかり 5点 ミステリー作家の隣家(留守中)に脱獄囚が逃げ込んだ・・・ユーモア系だが
⑨ミス・マーフィ 4点 学校事務員の生徒への悪意?よくわからん
⑩死刑執行人とドライブ 7点 殺されようとしている女性が殺そうとしている男と同乗する羽目に・・・設定が面白い

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