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ミステリの祭典

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検事他殺を主張する
検事ダグラス・セルビイ

作家 E・S・ガードナー
出版日1957年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 弾十六
(2018/10/29 20:49登録)
ダグラス セルビイ第1話。1937年1月出版 Country Gentleman誌連載(1936-9〜1937-1) 連載時のタイトルはThe Thread of Truth。
メイスンものでは間抜けな敵役のD.A.を主人公にして、どんな話になるのか、そこが興味深かったのですが、本作には法廷シーンが無く、ちょっと拍子抜け。ガードナー得意の複雑に入り組んだ筋立てで、サスペンスの盛り上げ方は上手です。地味で真面目な主人公ですが、公務と自分に忠実な姿は、わがまま放題、金使い放題の自由人メイスンより好感が持てます。でもやはり主人公に華が無いのは残念ですね。

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