クラスルーム |
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作家 | 折原一 |
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出版日 | 2008年07月 |
平均点 | 4.67点 |
書評数 | 3人 |
No.3 | 6点 | 測量ボ-イ | |
(2023/10/08 10:12登録) 折原氏らしい作品ですね。 今度は、そう来ましたか… |
No.2 | 4点 | E-BANKER | |
(2014/06/15 14:16登録) 理論社のミステリーYAシリーズとして発表され、前作「タイムカプセル」の姉妹作品的位置付け。 「タイムカプセル」は埼玉県立栗橋北中学三年A組の物語で、本作は三年B組の物語。 相変わらずの折原ワールド全開の長編作品。 ~栗橋北中三年B組は恐怖に支配されていた。竹刀を手放さない暴力教師・桜木慎二。優等生とワルとが手を組んで、夏の夜、桜木を懲らしめようと呼び出した同じ教室で、十年後、夜のクラス会が開かれるという。だが案内状の差出人・長谷川達彦を知る者はいない。苦い思い出の校舎で明かされる驚くべき真相とは!?~ これは・・・今まで何度も読んできた「折原作品」だ。 日本推理作家協会賞受賞作で作者の代表作とも言える「沈黙の教室」。そしてその姉妹作が「暗闇の教室」。 今回はそのジュブナイル版的位置付けとして、「タイムカプセル」と本作「クラスルーム」が発表されたというわけ。 確かに本作のキープロットとして登場する「肝試し」は、「暗闇の教室」でも重要な設定として出てきていたし、前作「タイムカプセル」の登場人物も一部登場するなど、同じ作品世界を共有している(らしい)。 まぁそんなことはいいのだが、いかんせんプロットに捻りがないのが致命傷。 一応、ラストには常識的な解決が用意されているのだけど、それがあまりにも「とってつけた」ような感じがして肩透かし。 せっかく「肝試し」を出してきて、ホラー要素を加えていたのに、この真相では「お笑い系」にしか思えないのだ。 ジュブナイルだから・・・といえばそれまでだけど、もうそろそろネタ切れなのかも・・・ 本作は登場人物のキャラも中途半端で印象に残らないのがなおイケない。 ということで、批判ばかりになってしまったけれど、折原ファンであれば「お付き合い」程度でも一読はしなければ・・・(なんて寛容!) 最近低調な作品が続いているので、そろそろ新機軸のプロットを一発披露して欲しい (前作との比較なら、まだ「タイムカプセル」の方が読める感じ・・・) |
No.1 | 4点 | なの | |
(2008/11/25 14:43登録) タイムカプセルの姉妹作・・・はいいんですが、 これまたどうにも盛り上がらない作品で キャラクター立ってないし、結局何があったの?と思ったりしちゃったり |