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ミステリの祭典

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羊の秘

作家 霞流一
出版日2005年02月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 ミステリ初心者
(2019/09/14 01:17登録)
ネタバレをしています。

 キャラクターが明るく、始めはユーモアミステリかと思いました。しかし、ページが進むにつれて、過去の自殺者と現在の被害者の関連が明らかになるにつれて暗い出来事やオカルトのような感じが強くなりました。見立て殺人が3つ続きますが、羊に関連した呪術的なものであり、その説明の衒学?のページが多くやや読みづらかったです。

 本格推理小説としては、不可能犯罪2つと犯人当てがあり、満足しました。
 不可能犯罪はどちらもまったく当たりませんでした。足跡のない殺人は、図がほしかったし、偶然が強く絡み、犯人が意図しないものなのでいまいちでした。3番目の殺人は、死体の状況からピタゴラスイッチ的な要素があるとは思いましたが、自分には当てたれる気がしませんでした。
 犯人当ては、かなり細かく小さい出来事から当てているのでかなり難易度が高いように思いました。しかし、説得力があってよかったです。

 ラストはホラー?のような感じで終わりましたが、犯人断定の推理を覆すものでないので、邪魔にならないと思います。

No.1 5点 kanamori
(2010/07/17 16:22登録)
動物見立て殺人と不可能トリックに、伏線を寒いギャグでまぶせながら論理的解決で締めるという典型的な著者のバカ本格ミステリです。しかし、法月綸太郎の異常なテンションの推薦文がかえって萎える。たしかにカーと大阪圭吉のテイストはあるが、霞流一のごく普通の出来の作品だと思うんだが。

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