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ミステリの祭典

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消える総生島
名探偵夢水清志郎事件ノート

作家 はやみねかおる
出版日1995年09月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 4点 風桜青紫
(2016/01/25 21:12登録)
はやみねが好きそうなトリックだが、荒唐無稽さを「不思議な機械」で終わらせてしまうのはよろしくない。『笑わない数学者』などでも思ったことだが、建築物消失ものは、トリックの例が少ないために、検討をつけやすい。『嵯峨家の消失』ぐらい凝った作りでなければ、個人的には評価できかねるのである。教授のキャラクター性でそこそこ読めるので、読み物としては悪くないけど。

No.2 6点 isurrender
(2010/12/08 14:14登録)
子供向けに描いたとは思えないトリック
こういう高水準なミステリを子供に与えた作者はすごいと思う

No.1 6点 kanamori
(2010/11/01 22:31登録)
夢水清志郎事件ノートの第3弾。
映画ロケで孤島に招待された三姉妹と清志郎が遭遇するのは、人、館、島までも消失するという不思議な事件。謎の突飛さ派手さではシリーズ随一で、ジュヴナイル・ミステリとしてはかなりの本格編です(真相はこれしかないというものですが)。
子供向けの青い鳥文庫から一般文庫化されたのも肯けます。小学生だけに読ませるのはもったいない(笑)。

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