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ミステリの祭典

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紙魚家崩壊 九つの謎

作家 北村薫
出版日2006年03月
平均点3.50点
書評数2人

No.2 4点 まさむね
(2016/08/27 12:15登録)
 9編の短編&掌編で構成。
 最終話「新釈おとぎばなし」は楽しめたけれど、他の作品の中には、ちょっとピンとこないものもあったかな。

No.1 3点 ウィン
(2010/09/25 12:08登録)
うーん。
やはり初期短編集だからなのか、あまり面白くない。
新作の「新釈おとぎばなし」の出来は良かったけど。
とはいえ、初期短編全てが外れというわけではない。
「サイコロ、コロコロ」は極短いながらも、心に染み渡り、とても印象に残った。
いい感じの余韻も残り、とても良かった。
表題作の「紙魚家崩壊」は最初はイマイチ入り込めなかったが、結果的には結構楽しめた。
特に最後の場面は印象的だ。
「新釈おとぎばなし」は面白い。
なるほど!ミステリ風にね……。と思ってしまった。
ついでに太宰治の「御伽草子」を読みたくなった。
太宰治曰く、カチカチ山は残酷らしいので。
まあ確かにそうだなあ。

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