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ミステリの祭典

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指し手の顔
脳男

作家 首藤瓜於
出版日2007年11月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 7点 虫暮部
(2019/05/07 11:27登録)
 もっと情報を整理して上手く刈り込む余地はあった気がする。しかし一方、ごちゃごちゃしたジャンク的な要素があってこそ作品世界の猥雑な空気感がこれだけ立ち上がるのだとも思う。まぁ読み易い文章なので、この長さもギリギリOKか。鈴木一郎って(表面上は)出来過ぎで意外と使いづらいキャラクターなのかも。

No.1 6点 rintaro
(2008/08/30 19:19登録)
精神病者の猟奇殺人、美貌の殺人鬼、背後にいる黒幕、暗躍する脳男と見所はたくさん。ですが全体的にそれらの素材を生かせないままに終わってる気がします、特に警察内での確執の描写は結局最後まで生かしきれた無かったですし、必要なかったかと思います。他にもいろいろエッセンスは挿入されているのですがそれがこの作品に不可欠であるかって言うと?です。
つまり無駄が多いんですね、それで肝心の部分が少し説明不足、鈴木一郎の出番が極端に少なく、これといった見せ場も無い。ただこれだけいろいろ詰め込めばつまらないってことはないです

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