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ミステリの祭典

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略奪

作家 アーロン・エルキンズ
出版日2001年01月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 あびびび
(2014/06/12 01:24登録)
美術鑑定の権威であるリヴィアは馴染みの質屋に頼まれ、謎の男が持ち込んだ絵を鑑定したら大戦中、ナチに奪われ行方知らずになっていたベラスケスの絵だった。ところが、その夜に質屋は何者かが雇った殺し屋に殺されてしまう。

ちょうどこの絵の本当の持ち主という人物から協力要請もあってウィーンに飛ぶが、行く先々で殺人事件が起こる。ロシア、ウィーン、ハンガリーのマフィアが絡んで謎が謎を呼ぶというストーリー。

骨シリーズ同様、細部に渡る取材でしっかり読ませてくれた。

No.1 6点 Tetchy
(2008/07/24 20:25登録)
絵画ミステリでもこちらはベン・リディアが主人公で、今のところこれ1冊のみ。
恐らくクリス・ノーグレンシリーズ1作目で扱ったナチスが大戦時に略奪した絵画をテーマに扱っていることから主人公を代えたのではないだろうか。

どちらかといえば、他のシリーズに比べるとサスペンス色が濃くなっているのが違いといえば違いか。
しかし、この主人公、1冊のみしか出ていないこともあってか、すごく印象が薄い。
続編が書かれていないようだから、エルキンズも手応えを感じなかったのかもしれない。

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