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ミステリの祭典

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単独捜査
ピーター・ダイヤモンドシリーズ

作家 ピーター・ラヴゼイ
出版日1995年05月
平均点4.00点
書評数2人

No.2 4点 nukkam
(2010/12/06 10:30登録)
(ネタバレなしです) 1992年発表のピーター・ダイヤモンドシリーズ第2作で、前作とはがらりと趣向を変え、犯人当て本格派推理小説ではなく陰謀に巻き込まれた被害者を救うのが目的の誘拐サスペンス小説で、謎解き要素はほとんどありません。前半は全くミステリーらしくない展開ですがダイヤモンドの人情談としてはそれなりに楽しめますし、超人じみた助っ人の存在がご都合主義を感じさせるとはいえ後半はサスペンス豊かです。ダイヤモンドが「もと警視」という肩書きを利用して警察組織をかなり積極的に動かしているので、「単独」という日本語タイトルはしっくりきませんが(英語タイトルは「Diamond Solitaire」)。

No.1 4点 あびびび
(2010/10/14 09:29登録)
上司と衝突し、警視職を棒に振ったダイヤモンドはガードマンとして働いていたが、担当館内で警報装置が作動し、日本の少女が置き去りにされているのを発見。

そのため職を失ったダイヤモンドは元花形捜査官の意地もあり、その失語症の少女がなぜその場所にいたのかをさぐる。イギリスからアメリカへ、そして当然日本へも…。

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