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ミステリの祭典

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ダルジールの死
ダルジール警視

作家 レジナルド・ヒル
出版日2008年03月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 6点 ことは
(2020/04/14 00:28登録)
謎解きミステリではないと思います。
ルエル名義の作の冒険スパイ物のプロットに、ダルジール・シリーズのキャラをぶちこんだ感じとでもいうのでしょうか。
ハスコーがとうとう独り立ち。以降の作でも、まるでダルジールの上司みたい。
シリーズ・ファンとしては、キャラ物としては楽しめますが、冒険スパイ物が好みではないので、後期作では、下から二番目かな。

No.1 4点 nukkam
(2015/07/26 20:47登録)
(ネタバレなしです) 衝撃的なタイトルの2007年発表のダルジールシリーズ第20作です。本当にダルジールは死んだのか?、という疑問はここでネタバレしては興ざめになると思うので答えは書きません。これまでにも名探偵の死については色々な作家が取り組み、「本当に死んだ」「助かった」「死んだふりをしていた」「別人の死が名探偵の死と誤解された」など色々な工夫を見せていますが本書に関しては感心できませんでした。プロットはテロ組織との捜査を中心とした警察小説のそれで、本格派推理小説の謎解き要素が皆無です。ダルジールを取り巻くシリーズキャラクターがどういう反応を見せるのかという点では楽しめるところもありますが、それはシリーズファン読者に限られた楽しみでしょうし...。

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