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ミステリの祭典

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伯林水晶の謎
霞田兄妹シリーズ

作家 太田忠司
出版日1994年01月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 5点 vivi
(2009/04/02 01:07登録)
ぴりっと大きいトリックが無いのが寂しい感じですが、
話自体は歴史的事件を絡めたりして意欲的だったのではないでしょうか。
犯人が分かった後の脱力感が大きくて、
ちょっと高得点はつけられない感じですけど・・・

霞田志郎が犯罪と関わることへの覚悟のようなものが伝わってきて、
キャラ面では、納得して読みました。

No.1 7点 makomako
(2008/11/29 13:32登録)
倫敦時計に比べると多少落ちる。トリックめいたものはほとんどないが、でも本格物としてまずまず楽しめる。相変わらず読みやすい文章で読後感も良い。新しい登場人物は後で考えれば怪しげな趣味の人物であり、料理の仕方ではずいぶんおどろおどろしくもなりそうなのであるが、太田忠司らしくするりと軽く仕上げているところが良い。

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