| 金のゆりかご | 
  
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| 作家 | 北川歩実 | 
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| 出版日 | 1998年07月 | 
| 平均点 | 6.00点 | 
| 書評数 | 2人 | 
| No.2 | 5点 | よん | |
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      (2022/09/06 12:31登録) ある学者の天才を作り出そうとする実験の是非をめぐっての騒動を発端に、やがて恐るべき陰謀が明らかになっていくが、起承転結が明確ではないために強烈な謎は印象付けられない。 天才として教育される子供たちが、いったい自分は誰なのか、何のために生きているのかと、もがく姿が痛ましい。  | 
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| No.1 | 7点 | kanamori | |
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      (2010/05/04 14:56登録) 遺伝子操作など先端科学を題材に複雑な人間関係を絡めたミステリが持ち味の著者ですが、本書は天才幼児育成センターの疑惑を中心とした騙しのテクニックがさえた秀作。 今まで読んだものは、色々な情報を詰め込み過ぎプロットも徒に複雑化するきらいがあり、読後ぐったり感がありましたが、今回は分量が多い割にすらすら読めて、その分終盤のサプライズも効果を上げていると思いました。  | 
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