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ミステリの祭典

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クリスマスローズの殺人
ヴァンパイア探偵シリーズ

作家 柴田よしき
出版日2003年12月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 5点 たかだい
(2025/08/21 03:25登録)
吸血鬼や吸血鬼たちが暮らす特区のような村が存在するという特殊設定あり気の変則ミステリー
未読ですが「Vヴィレッジの殺人」という作品の続編らしいですが、前作を読んでいなくても冒頭の「はじめに」という注意書きを読めばある程度、前提条件は理解して本筋に入れる配慮は親切だったと思います
吸血鬼の特性も踏まえた上での真相・内容に内容に関しては、まぁ可もなく不可もなく
ただ、いくら「軽」とはいえあらすじに挙げられているハードボイルドという部分には若干の疑問を感じた点と、なにより結果的にはわりとなんでもありな真相だった辺り「本格推理」を謳うのも無理がある気がします
別にその事自体を指してマイナス評価する程ではないですが、特殊設定のミステリーとして突出した物もあまり感じられなかったので作品としては普通という評価に落ち着きました

No.1 4点 kanamori
(2010/12/25 20:17登録)
「Vヴィレッジの殺人」に続く、吸血鬼探偵メグ・シリーズの第2弾。
いちおう本格ミステリで、探偵の設定も最後に活かされている点は前作より好印象ですが、この吸血鬼娘探偵や別シリーズの猫の探偵って、まんま某国民的大衆小説の大家・赤川次郎先生の二番煎じじゃあないですか。
この作者の書くジャンルは、警察小説、コージー、恋愛ミステリ、ホラー、ハードボイルドなど幅広いですが、どうも器用貧乏という感じですね。

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