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ミステリの祭典

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道具屋殺人事件 神田紅梅亭寄席物帳
神田紅梅亭寄席物帳シリーズ

作家 愛川晶
出版日2007年08月
平均点7.00点
書評数3人

No.3 7点 kanamori
(2010/06/29 20:32登録)
落語界を舞台にした連作ミステリ、シリーズ第1弾。
同類の落語ミステリで比較すれば、田中啓文よりミステリ度が高く、大倉嵩裕と比べてより落語界の内情に踏み込んだミステリという感じか。
落語のネタに詳しければ、より伏線の妙を楽しめたのではと思います。

No.2 7点 テレキャス
(2009/12/02 05:16登録)
落語に関して全く無知な私でもとても楽しめた。
北村薫の円紫と私シリーズを彷彿とさせるがより落語の噺がテーマとなっており、それに絡めた日常の謎だったり殺人事件が紐解かれる様は驚きと共に人情味ある暖かさをくれた。
落語に精通していると最後に主人公の夫がする噺は新説っぽくてより驚けるのだろうか?そこが私には分からなくてちょっと残念だった。

No.1 7点 江守森江
(2009/05/22 08:38登録)
これを読み元ネタの落語が観たくなり立川談志の高座ビデオをレンタルして観た。
読書以上に得した気がする。
落語の解釈とミステリの融合に成功した記念碑的作品。
シリーズ最初の作品なので、事件が表立って描かれる分だけミステリーとして分かりやすい。

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