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ミステリの祭典

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ペンローズ失踪事件
ソーンダイク博士

作家 R・オースティン・フリーマン
出版日2007年10月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 蟷螂の斧
(2016/09/19 12:12登録)
~骨董品のコレクターであるペンローズ氏が失踪。自動車事故で老婦人をはね、その後病院から姿を消したらしい。ペンローズ氏の父親の死亡により、遺産相続問題も発生した。ペンローズ失踪の裏には何があるのか?。ソーンダイク博士が捜査に乗り出す。~
地味な展開で、あまりメリハリがありませんでした。じっくり謎解きをする方にはいいのかもしれませんが・・・。ラストはそれなりのどんでん返しはあります。

No.1 5点 nukkam
(2015/03/29 21:06登録)
(ネタバレなしです)  1936年発表のソーンダイク博士シリーズ第17作の本格派推理小説です。真相が早い段階で見当がついてしまうことも多いフリーマンですが、本書はちょっとしたどんでん返しがあって読者の意表を突くことを意識したところがあります。しかし短気でせっかちな私には事件性がはっきりしない失踪事件は苦手なテーマで、F・W・クロフツの「ホッグズ・バックの怪事件」(1933年)と同じく、後半にならないと局面が大きく変わらない展開は辛かったです。あとこれは作者の問題ではないのですが、他の作品でもよく顔を出しているミラー警視の口調があまりにも乱暴な長崎出版版の翻訳には違和感を覚えました。

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