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ミステリの祭典

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修羅にしてリラのごとく

作家 弥生小夜子
出版日2026年07月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 みりん
(2026/09/15 20:04登録)
戦後から現代まで、苛烈な運命を背負った女性の生き様を描いたノワール小説?現代で起こった無理心中事件の真相がその女性の手記に隠されているというミステリー小説でもある。
育ての親である遊女が病死し、小学生にしてヤクザに引き取られるという壮絶な環境で育った珠々の叙事詩だけでも、読み応えは十分。352ページと決して分量が多いわけではないが、時代を跨ぐためなのか、あまりに色々な出来事が降りかかるからなのか、かなり読み疲れる。現代で起こった無理心中事件は、手記の最後の最後までその輪郭が見えてこない。そこに至るまでの枝葉を味わうだけでお腹がいっぱいだ。この時代に生まれたならばこんな人生もあったのかもしれない。著者渾身の力作。

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