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ミステリの祭典

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殉教カテリナ車輪

作家 飛鳥部勝則
出版日1998年10月
平均点7.41点
書評数22人

No.2 7点 しゃん
(2002/04/19 09:10登録)
最初の一ページと最後の一ページが良かった。
謎そのものは私には魅力的ではないが、うまく使っていて話全体を綺麗にまとめている。

No.1 8点 由良小三郎
(2002/04/11 21:34登録)
新しく採点対象になった作家なので、さっそく読んでみました。
自作の幻想的な題材の油絵を謎の画家の作品として挿入するというかなり危険な試みも、まあ違和感ないし、地方の美術館の学芸員、中年になってから突然絵に没頭する無名画家とかの人物設定も楽しめました。他の作品もよんでみようとおもいました。
後半、ある意味で普通の(意外な結末のある)ミステリとしてまとめにかかるところで、やや押し付けがましくフェアだと主張しているようなところが、個人的には難です。
鮎川賞受賞作なので、島田さん、有栖川さん、綾辻さんの選評つきというのも、ある意味豪華です。

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