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ミステリの祭典

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青銅の魔人
明智小五郎シリーズ

作家 江戸川乱歩
出版日1964年07月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 ボナンザ
(2026/09/11 20:23登録)
ポプラ社の挿絵が凄まじく不気味。戦後の一発目にふさわしい良作。奥多摩の鍾乳洞で最後に会ってから何年になるかと言っている一方で小林少年が少年のままなのは突っ込み禁止!

No.1 6点 虫暮部
(2026/09/08 13:27登録)
 さしもの二十面相も戦時下では活動出来なかったか。明智小五郎が暴いた真相にも戦争が影を落とす。
 “青銅の魔人” は『オズの魔法使い』の “ブリキのきこり” を思わせる。心が無いんだよね。PTSDに苦しむ帰還兵を投影したのかも知れない。冒頭の時計泥棒は二十面相らしくない乱暴な手口だし(あれじゃ昨今のトクリュウ案件だよ……)。
 世間を騒がすのは前半だけで、後半は私怨による個人狙いの事件なのが残念。このキャラクターでもっと暴れ回って欲しかった。諸々のトリックにはノー・コメント(笑)。でもラスト、二十面相の手に汗握る脱出劇は圧巻で御座います。

 現在冷静に読むと、明智さえも “良い家の子” と “チンピラ少年” を別扱いしていて、それは荒事に慣れているチンピラの適材適所と言う側面はあるかも知れないが、先生ちょっと待ってと言いたくなった。

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