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ミステリの祭典

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銀河風帆走

作家 宮西建礼
出版日2024年08月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 8点 虫暮部
(2026/07/28 13:21登録)
 特に前半三編の青春科学小説の、肯定的な視線がいい感じ。「されど星は流れる」、この “されど” が共通の大きなテーマではないだろうか。
 創元SF短編賞を受賞してからこの初の短編集まで十一年、と言う寡作っぷりがネック。“この内容なら執筆に時間が掛かるのも無理はない” ってタイプじゃないんだよねぇ。

No.1 6点 糸色女少
(2026/07/17 18:30登録)
核兵器が存在しない世界線の2020年を背景に間近に迫った小惑星の地球衝突による災厄を回避すべく、高校生たちが知恵を絞る「もしもぼくらが生まれていたら」。部活に制限されたパンデミック中に系外流星を観測しようと天文部の先輩後輩コンビが奮闘する青春小説「されど星は流れる」。噴火による世界的な食糧危機を前に、化学部コンビが合成食糧開発に挑む「冬にあてがう」。同型の恒星船2隻が深宇宙で相見える一騎打ちサスペンス「星海に没す」。表題作は、発表時の日本のSFとしては反時代的といってもいいくらいオールドファッションな印象だったが、今や流行を先取りしていたようにも見える。前半の3編は、困難な状況のもと、少年少女が科学への信頼を基盤にベストを尽くす物語でメッセージ性が強め。

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