| そして物語のおわりに |
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| 作家 | 小松立人 |
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| 出版日 | 2026年03月 |
| 平均点 | 7.00点 |
| 書評数 | 2人 |
| No.2 | 7点 | メルカトル | |
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(2026/06/01 22:14登録) 医学生・張田雅之は、アルバイト先の店長の招きで、友人の久郷一と共にとある離島を訪れる。店長の父・柏谷高視は大手ゼネコンの会長でもあり、自身が所有するこの島で、親類や知人を招いて年末を過ごすのを習慣にしていた。集まった人々の前で高視が病気で余命幾ばくもないと明かされた翌朝、彼は四肢を切断され、池に浮かべられた死体となって発見される。高視の部下の男も同様に惨殺されていた。屋敷内のすべての通信設備は壊され、船も二日後まではやって来ない。出入り不能の孤島と化した中、猟奇的な事件を調べるために、張田は医学生としての知識を活かしたある提案をする──。『そして誰もいなくなるのか』でセンセーショナルなデビューを飾った著者による、第二長編。 Amazon内容紹介より。 特殊設定ではない、どこまでも真っ直ぐな孤島ミステリ。探偵と助手が目立ちすぎて、他の登場人物に個性が感じられません。奇矯な探偵というのはありがちな存在ですが、久郷一の場合特殊能力を持っていてそれを遺憾なく発揮しています。そこが他の本格ミステリと一線を画すところでしょうか。医学生の張田雅之は結構な観察力があり、これまた普通の探偵助手とは一味違います。彼のダミーとなる推理はなかなかのもので、こちらの方が真相よりも面白かったりします。 また四肢の無い死体の切断の理由は、私の知る限りでは初めてかも知れません。クローズドサークルだからか首なし死体という訳ではありません、登場人物が限られていますからね。一方密室トリックは前例があり、驚きはありませんでした。しかし王道の本格ミステリであるのは間違いなく、個人的に好感が持てました。探偵の相当の変人ぶりにも免疫があるせいか、それほど違和感を覚えることなく読めました。嫌いなタイプではないですし。 |
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| No.1 | 7点 | 虫暮部 | |
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(2026/05/25 13:33登録) 孤島の屋敷でクローズド・サークル。しかし、キャラクター設定しかり猟奇的事項しかり、定型から外そうとする意図は窺えるし、それなりに成功している。死亡推定時刻に関する論旨が面白い。読後に残った歪な印象が個性的な一冊。 |
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