| 鬼門の村 |
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| 作家 | 櫛木理宇 |
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| 出版日 | 2026年03月 |
| 平均点 | 6.00点 |
| 書評数 | 1人 |
| No.1 | 6点 | kanamori | |
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(2026/06/23 13:50登録) 大学生の友部は、社会民族学の嘉形教授の依頼で夏休みのあいだR県の山奥の村に滞在し、教授が担当しているラジオ番組の怪談コーナーに投稿された実話怪談の整理を行なうことになった。この高額のアルバイトの条件は、昭和30年代に一家六人の惨殺事件が起きた家に住み込むこと、そして注意点としてその土地の水や地元で採れた食べ物を決して口にしないことだった。作業を続けていくうちに、友部は村に隠されていたおぞましい真実に気付いていく。 最初はよくある因習の村を舞台にしたホラー・ミステリかと思っていましたが、あまり謎解きの要素になるような事件が起きることもなく、ラジオに投稿された実話怪談をオムニバス形式で紹介されていくのですが、その合間を縫うように、友部の廻りで不穏な雰囲気が漂い出します。具体的に書かない方がいいのでぼやかしますが、視覚、聴覚、臭覚、触覚を刺激し、怪異が少しづつ読者を包み込む様な書き方は独特な感覚で不思議な読み味があります。 ミステリ的な視点で読んでいると、やや消化不良感がありますが、ホラーとしては十分に及第点を与えられる。 |
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