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ミステリの祭典

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濱地健三郎の奇かる事件簿
心霊探偵・濱地健三郎シリーズ

作家 有栖川有栖
出版日2025年10月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 5点 kanamori
(2026/03/19 12:02登録)
心霊現象を専門にする探偵・濱地健三郎の事件簿の4作目です。
レギュラーキャラクターの助手の志摩ユリエは、霊視が出来るようになって来て、今作から立ち位置が心霊探偵の弟子に格上げされている感じ。
収録7編のうち、2つが捜査一課の赤波江刑事が持ち込んだ殺人事件絡みで「目撃証言」がまずまず。次の2つがユリエの恋人・進藤からの日常の謎風のネタで、心霊写真もの「観覧席の祖父」がまずまずですが、いずれもホラーと言うにはユルい内容です。
残る3編はいずれも正規の依頼人がいる案件で、うち最終話の「怪奇にして危険な状態」が最も力のはいった作品です。怪異現象が強烈で、読み応えがある。正直なところ、これ以外の作品はホラーとしてもミステリとしても物足りないとしか言いようがなかった。

No.1 7点 虫暮部
(2026/01/31 13:49登録)
 このシリーズはいつの間にか、パズラーにすると取りこぼしてしまうものを書く為の上手い方便に育った感じがする。作者もそれが判った上で熱心に余談を書いている(?)。同作者の鉄道ホラー集にも通じる味。
 「ある崩壊」「怪奇にして危険な状態」が良かった。「観覧席の祖父」の祖父とのエピソードも好き。

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