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ミステリの祭典

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高層の死角

作家 森村誠一
出版日1969年01月
平均点6.50点
書評数22人

No.2 8点 makomako
(2009/01/03 22:14登録)
このサイトで森村誠一へのコメントが少ないのは社会派推理小説への評価が下がっているからだろうか。一世を風靡した人間の証明も採点がない。高層の死角を最初に読んだときはまだ学生で高級ホテルのことなど全く知らなかったためかホテルに関する事柄ばかりが印象に残っていたが、今回再読してみるとホテルの密室殺人はそれほどウエートがあるわけでなくむしろそれ以後のアリバイ崩しの分量が多いのにちょっと驚いた。ホテルでの密室殺人も犯人のアリバイも細かいところまで実に良く考えてあり、一流の推理小説だと思う。読んでいないならおすすめですよ。
 森村誠一は熱く情に流される人間が良く出てくる割には小説全体がとてもクールな印象を受けるところが、大好きな作家とまではいかないところです。でももうちょっと評価されても良いがなあ。

No.1 6点 あい
(2008/06/30 14:41登録)
有名な作品なので密室トリックに期待していたら、外れてしまった。本格に期待しなくて読めば悪い作品ではないと思う

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