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ミステリの祭典

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ハウスメイド2 死を招く秘密

作家 フリーダ・マクファデン
出版日2025年12月
平均点6.00点
書評数4人

No.4 6点 kanamori
(2026/04/01 11:44登録)
前作の「ハウスメイド」の事件から4年経っていて、ミリーは、車中泊から狭いアパート住まいになるも、相変わらずの金欠状態です。
”妻に酷い仕打ちをしている男を懲らしめるハウスメイドがいるらしい”
そのような評判が密かに流れているなか、ミリーは、大会社のCEO・ダグラスのペントハウスのハウスメイドの職を得るも、何故か妻のウェンディは部屋に閉じ籠ったままで、すすり泣きや、流血の痕跡を見掛けることになるが………。

やはりヒットした作品のパート2になると、期待値が上がり、どうしても物足りなく感じてしまうのはやむを得ないところでしょうか。全体の3分の2を占める第一部の展開がゆったりで、サスペンスが乏しく感じてしまう。
登場人物が限られており、どんでん返しを狙うとすれば……というようなメタ読みをすれば、ある程度は裏の構図を察することが出来てしまう。それでも、最終盤に出て来るある人物の行動は意外性があり、面白く読めました。

No.3 6点 makomako
(2026/03/10 19:56登録)
翻訳物としては実に読みやすい。訳者が優れているのでしょう。
主人公のミリーはこの物語の初めの部分ではどうも優柔不断というか、すごく良い条件が目の前にあるのになぜかぐずぐずしている。
ある意味不明のぐずぐずではあるが、中盤以後になるとがぜんミリーらしく、とんでもない行動力となってくる。
前半読んでいると、大体お話の進行がわかってくるように思えたが、読み進むにしたがって予想を裏切る展開となる。
おおそうくるか。なかなかですな。
途中からは一気読みとなりました。

No.2 6点 HORNET
(2026/02/08 18:05登録)
 前科者のハウスメイド、ミリー・キャロウェイ。今度の雇われ先は、巨大企業のCEO、ダグラス・ギャリックのペントハウス。夫婦2人暮らしの高級住宅なのだが、なぜかダグラスの妻・ウェンディは2回のゲストルームに籠りきりで、顔を見せない。しかしある日、バスルームからゲストルームまでつづく血痕を見つけ、強引にウェンディに面会する。すると、彼女の顔は痣だらけで、明らかに暴行を受けていた―



<ネタバレ要素あり>
 世に知られた企業家で富豪である男の妻、軟禁状態で虐待されている、と、前作「ハウスメイド」をトレースしたような設定。とはいえ「2」と冠して新作を出すからには同じからくりであるはずがない。
 前作の事案以降、「実は虐げられている妻を救い出す」ことを生業にしてきたという経歴も加えられており、であればなおさら、ウェンディを救い出すという単純な物語になるはずがない、というのはわかりきっていた。
 が、第2部での「反転」も、第4部での結末も、(珍しく)予想がそのままあたってしまった。利己的で傲慢なウェンディの凋落という流れは溜飲が下がるものではあったが、やはり前作のような意外性・衝撃には及ばなかった。
 読み進めるのは面白かったが。

No.1 6点 バックブリーカー
(2026/01/06 21:37登録)
視点の切り替わり方は前作を踏襲しているので、色々察してしまいましたが今作も意外な展開にびっくりです。ミリーは読んでいて応援したくなるキャラクターで、今作も同じくらい楽しませてもらいました。日本の小説と同じくらいスラスラ読めてしまうのは翻訳の方がすごいのでしょう。

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