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ミステリの祭典

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コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く

作家 笛吹太郎
出版日2025年07月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 まさむね
(2025/08/24 14:10登録)
 コージーミステリ短編集第2弾。今回は7編を収録。
 荻窪のカフェで月に一度開催される「コージーボーイズの集い」。それは、コージーミステリ好きな出版関係者がお茶を囲んでゆるゆるとミステリ談義を行う催し。ゲストらから謎が持ち込まれ、皆で推理合戦。推理が行き詰まったところでカフェのマスターが…という基本スタイルは前作同様。(新キャラ・黒木くん登場などの変化も多少あるけど。)
 個人的な評価は短編ごとに分かれるのだけれど、総じて見れば、気軽に読める短編集としてイイのではないかな。個人的には、初めての怪談風「~あるいは笛吹き男の怪」、呑み助や駄洒落好きの気持ちはよく分かる「~あるいはふたたび消えた居酒屋の謎」、が好み。
 短編ごとに挿入されている、作者からの解説も(短編内で触れたミステリ作品の紹介も含めて)楽しかったです。作者の「黒後家蜘蛛の会」への愛を感じました。切り上げてこの採点…かな。

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