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ミステリの祭典

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死体埋め部の悔恨と青春

作家 斜線堂有紀
出版日2019年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 虫暮部
(2025/08/23 13:39登録)
 題名通りの話。あぁ~それが青春。大きな縦糸としての、部長副部長のバック・グラウンドや間違った青春グラフィティは良い。
 その要素を重視してもっと高評価したいところだがしかし、(後半の “依頼人当て” みたいな部分はともかく)指折りだのスク水だのの真相(かも知れないもの)があまりに他愛ないのだ。あの程度の謎なら、もういっそ死体埋めに専念してくれた方が、ライトな青春ノワールとして鋭く仕上がったんじゃないだろうか。

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