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ミステリの祭典

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月蝕の窓
建築探偵シリーズ

作家 篠田真由美
出版日2001年08月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 5点 初老人
(2016/01/29 10:38登録)
桜井京介にとってのモリアーティの初登場巻。
彼はその後も再三に渡って暗躍し、その都度シリーズに深い爪痕を残していく事となる。
しかしながら分からないのが彼を駆り立てる行動原理だ。どうやらシリーズ最終巻でも登場する事は確実の様なので、そのあたりの説明としっかりとした決着を切に望む次第である。

No.2 5点 nukkam
(2014/08/15 09:52登録)
(ネタバレなしです) 2001年発表の桜井京介シリーズ第8作の本書は講談社文庫版の作者あとがきでも紹介されていますが桜井京介の視点で描かれる場面が多く、もともと社交的な性格でないシリーズ主人公の上に自閉気味になって悩んでばかりなので物語が何度も停滞します。さらにサイコ・サスペンス色を濃くして歪んだ感情描写を多々取り込んでいるのですから読んでて気が滅入ること!これはこれで高く評価する読書も多いでしょうが個人的には肌が合いませんでした。爽やかな読後感を残した「未明の家」(1994年)がとても懐かしくなりました。

No.1 6点 vivi
(2008/03/31 23:47登録)
いくつもの事件の謎解きすることになりますが、
読者が推理できるのは3つの事件。
ただ伏線も親切ですし、大掛かりなトリックではないです。
どちらかと言うと、それらの事件の陰に潜む「悪意」の正体がメイン。
犯人の動機は理解できなくも無いけど、ちょっと強引かな。

このシリーズのキャラにハマっている身には楽しめました(^^)

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