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ミステリの祭典

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まぐさ桶の犬
葉村晶シリーズ

作家 若竹七海
出版日2025年03月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 makomako
(2025/04/27 17:02登録)
久しぶりの葉村晶シリーズです。
彼女も50代となり男っ気はなくさらに不運も増しているようです。
このシリーズはきちんとプロットが組みあがっており、一見何でもないようなところが実は真相の手がかりであることが多いので、だまされないように(実はたいてい騙されるのだが)慎重に読んでいきました。
海外ミステリーが好きな作者らしく登場人物が多く、途中で親子関係などが入り乱れてくるので、名前を覚えるのが苦手な私には大変でした。
お話の性格上初めから家系図を出すことができにくいとは思いますが、話が進んだらその時点で系図を挙げて頂けると分かりやすいのではないでしょうか。
私は関係者の血縁が変化するたびに前に戻って確認するといった面倒な作業を何度も繰り返しました。そうしないとお話の意味が解らなくなる。
でもちゃんとした推理小説ですので読みごたえは十分あります。

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