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ミステリの祭典

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妖魔の森の家
カー短編全集2/旧題『カー短編集2』

作家 ジョン・ディクスン・カー
出版日1970年12月
平均点7.50点
書評数22人

No.2 8点
(2009/06/11 20:58登録)
『ある密室』は、読者には推理のしようがないあまりに専門的な知識を利用したトリックです(というより『連続殺人事件』のカーだけに、本当にそんなことがあるのかいなと疑ってしまいます)が、それ以外は文句なしの表題作をはじめ粒ぞろいの中短編集だと思います。
『第三の銃弾』はクイーンによるダイジェスト版の翻訳だそうですが、初読当時はそんなことは全く知らず、凝りまくった謎とその鮮やかな解決には非常に感心しました。
『軽率だった夜盗』は後に長編化されていますが、この元の短編の方がまとまりよく仕上がっています。

No.1 8点 Tetchy
(2009/01/05 22:29登録)
玉石混淆の短編集だが、逆にそれが故にメリハリが出て、総体的にはカーの短編集の中でも最も好きな一冊である。

表題作は傑作。短編のみならず長編も含めて上位に来る作品。一瞬チェスタトンかと思った。

「ある密室」はほとんどアンフェアだが、まあこのずるさもカーならではか。

「赤いカツラの手がかり」は真相は解るものの、なかなかコミカルで、記憶に残る作品だ。

「第三の銃弾」はハヤカワ・ミステリ文庫で完全版が出ているので読む必要はないかな。

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