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ミステリの祭典

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眠りをむさぼりすぎた男
メルヴィル・フェア

作家 クレイグ・ライス
出版日1995年06月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 nukkam
(2014/08/31 14:06登録)
(ネタバレなしです) マイケル・ヴェニング名義で1942年に発表された本格派推理小説です。ヒッチコックの映画版でも有名なジャック・トレバー・ストーリィの「ハリーの災難」(1949年)に影響を与えたかと思うようなユニークなプロットが印象的です。不安を抱えたまま何事もなかったかのように振舞う登場人物描写がじわじわとサスペンスを盛り上げ、どこで破局点を迎えるのか読者をはらはらさせます。謎解きは読者には知らされず探偵役だけが事前に承知していた伏線があって、通常は作品の弱点になるのですが本書は例外で、この技巧的なプロットでは仕方ないと弁護します。

No.1 5点 あびびび
(2012/10/11 23:58登録)
アメリカでは、一時はクリスティを抜いてトップの女流作家と言われたらしいが、どうだろう?一つのストーリーを読んだだけでは判断できない。

この内容だけでは長すぎる物語、結末も「うーん、そう持っていくか?」という選択。一番有名な?「スイートホーム殺人事件」を読んでみたい気もする。

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