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ミステリの祭典

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裂けた明日

作家 佐々木譲
出版日2022年08月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 八二一
(2024/10/05 20:29登録)
内乱が起きたため国土が分断され移動が困難になった日本で、一人の男が見知らぬ母子を助けるために長い旅をする物語。
現在進行形の戦争と重なる部分もあり、脱出行はスリリングだが内戦の経緯をもう少し詳しく語って欲しかった。

No.1 5点 zuso
(2024/08/05 23:00登録)
十数年後と思しき近未来、朝鮮統一、南海大地震、とある戦争などを経て、日本は内戦状態に陥っている。旧政府の後継を称する盛岡政府の支配地域に住む主人公は、治安を乱したとして追われる母娘を逃すため、平和維持軍が駐屯する東京へと向かうが。
このサスペンスフルな逃避行に寄り添いながら、作中の日本がたどった道のりが徐々に明らかになってゆく。現代日本への問題意識が色濃く表れている。

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