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ミステリの祭典

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無人島ロワイヤル

作家 秋吉理香子
出版日2023年10月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 5点 猫サーカス
(2026/06/23 17:14登録)
登場人物の8人は、行きつけのバー「アイランド」で「無人島に3つ持っていくなら何を持っていく」の話題に興じていた。そこへマスターが、「俺、無人島持ってるよ」と言い出し、物語は急展開していく。そうして訪れた天国さながらの無人島で、思いがけず彼らは生き残りをかけた壮絶な地獄のバトルロワイヤルを課されれることになる。我儘なお嬢様、逆玉が約束された婚約者、全てを記録しようと機材を持ち込んだユーチューバー、釣りが得意な元ラガーマン、サバイバルゲームマニアの公務員、理系知識が豊富な塾講師、キャンプ好きな大学生、落ち着きのある医師。そんなことになるとは夢にも思わず持参したアイテムと知力と体力と人間力の闘いは、エンターテインメント小説としての刺激に満ちている。作者の持ち味である人間の持つ嫌らしさと純粋さが混じり合い、読者に「あなたならどうする?」と問い掛けてくる。意外な毒が味わえる。

No.2 6点 たかだい
(2025/05/05 07:34登録)
とあるバーで知り合った人々が、各々が選んだ2つのアイテムだけを持って無人島に置き去りにされるサバイバルサスペンス
脱出出来るのは1人、生き残れば莫大な賞金も手に入るという王道的なバトロワ系です
ただ、良かれ悪かれ雰囲気は他のバトロワ系と比較してやや軽めなテイストである為、そこまで胸糞要素や鬱要素はなく、読みやすい
逆に言えば、バトロワ系にしてはあっさり味で、突き抜けてはいない
あと、主人公の恋人のお嬢様があまり好感が持てず、少々ウザったかった…
総じて、バトロワ系としては重すぎず軽すぎずで読み易い作品でした

No.1 5点 文生
(2024/03/15 12:42登録)
無人島に置き去りにされた8人が特技を活かして殺し合いを始めるという、まんま『バトル・ロワイアル』な話です。
元ネタと比べてあっさり風味でコクがない分、テンポがよくて気軽に楽しめるので暇つぶしには最適。ただ、メタ的に考えると結末が容易に予想出来てしまうのが残念ではあります。物語の構造と作者の作風を考えるとまあ最後はあれしかないでしょうって感じで。

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