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ミステリの祭典

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償いは、今

作家 アラフェア・バーク
出版日2018年04月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 猫サーカス
(2023/12/24 14:02登録)
ニューヨークで三人の男女が射殺され、事件現場近くにいたジャックという男が逮捕された。被害者のうち一人は、三年前にジャックの妻を殺した犯人の父親であり、動機は濃厚だ。そのジャックの弁護を、彼の元婚約者だったオリヴィアが引き受ける。オリヴィアはジャックのことを知っているという自信から、彼の無実を信じて事件の調査を進めてゆくが、ジャックの亡き兄の相棒だった刑事からは、ジャックにはダークな一面があったと忠告される。後半は、ジャックに有利な状況になったかと思うと、いきなり形勢が逆転するというシーソーゲームが繰り返される。同時にジャックは無実なのか、それともやはり真犯人なのかと同情と不信の両極端に振り回される。いくつものどんでん返しの果てに着地する真相は納得度が高い。

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