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ミステリの祭典

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ハンティング・タイム
コルター・ショウシリーズ

作家 ジェフリー・ディーヴァー
出版日2023年09月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 7点 take5
(2024/08/18 15:04登録)
懸賞金ハンター、コルターショウシリーズ
ジェフリーディーバーらしい反転が最後に
あり、安心の読み応え。ライムシリーズの
それも初期に比べるとびっくり具合はやや
劣りますが、本作はそれより殺し屋二人組
そして母子の人物像の方に見所が多いです

後書きに、本国ではライムシリーズの次が
『ウォッチメイカーズハンド』という事で
そちらの方も気になります。早く読みたい!

No.1 7点 文生
(2023/10/23 19:30登録)
妻・アリソンのDV告発で逮捕された元刑事のジョンが刑期よりも早く出所。そのことを知ったアリソンは娘とともに姿を消すが、ジョンは刑事のスキルを駆使して確実に2人のもとへと近づいていく。一方、アリソンの友人から依頼を受けたショウもまた、彼女たちを保護すべく2人の行方を追い…。

コルター・ショウシリーズの第4弾であり、個人的にはシリーズで1番好きな作品です。まず、それぞれの視点から描かれる逃走劇&追跡劇が面白い。刻一刻と変化する状況をスピーディーに描き、飽きさせません。しかし、それ以上に素晴らしいのが終盤におけるどんでん返しです。見えている風景がガラリと変わる瞬間の鮮やかさはディーヴァーならではといえます。ただ、これは作者の責任ではないのですが、「どんでん返し20回以上」というキャッチコピーのせいでいろんなパターンのどんでん返しを考えてしまい、結果、当てずっぽでオチを当ててしまいました。それさえ、なければもっと驚けたのですが…。そもそも、どんでん返し20回以上というのがハッキリ言って誇大広告ですし、こういう売り方はちょっと考え直してほしいところです。

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