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ミステリの祭典

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奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌
「奇譚蒐集録」シリーズ

作家 清水朔
出版日2018年10月
平均点4.00点
書評数2人

No.2 2点 makomako
(2024/02/27 19:41登録)
ホラーとミステリー、そして民俗学が好きな人へといった帯がついています。
民俗学とミステリーは私の好みなので読んでみたのですが、私はホラーといってもこういったグロテスクで気持ち悪いものは全くあいません。
途中でやめようと思ったが、やめると余計気持ち悪くなりそうなので我慢して最後まで読みました。
ああダメだったなあ。
救いは主人公の二人が気持ちのよい青年であったことのみ。

No.1 6点 ぷちレコード
(2023/09/27 22:37登録)
大正十二年、華族の四男で生物学者の南辺田廣章と若き書生の山内真汐は、琉球本島から二日以上かかる恵島を来訪した。この島では御骨子と呼ばれる少女たちが、洞窟で遺体から骨を抜く葬送儀礼に従事していた。
琉球や薩摩にも属さない歴史を持つ秘島、百年前に島を吹き荒れた大量虐殺、御骨子たちの肌に浮かぶ青黒い呪いの痣といったおどろおどろしい謎とともに、廣章主従の前に次第に明らかになってゆくのは、弔いを請け負う「祓い屋」にこき使われる少女たちの過酷な境遇。多方面にわたる知識を持つ廣章の明晰な推理によって謎に合理的に解明されるのか、それとも呪いは存在するのか、そもそも廣章主従は何のために島を訪れたのか。三津田信三の刀城言耶シリーズをもっとホラー寄りにしたような作風。

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