home

ミステリの祭典

login
ラザロの迷宮

作家 神永学
出版日2023年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 文生
(2023/09/24 23:08登録)
推理イベントのアトラクションに閉じ込められた参加者が連続殺人に巻き込まれるクローズドサークルパートと、血まみれの記憶喪失男の正体を催眠療法を駆使しながら探っていく刑事パートが交互に語られる物語は非常にスリリング。謎が謎を呼ぶ展開にワクワクしますし、二転三転のプロットもよくできています。話としてはとても面白かったです。しかし、本格ミステリのメインの仕掛けに××××ネタを使っているのはいただけません。アンフェアのうえに陳腐です。ちなみに、どんでん返しにこのネタを使っている作品を読むのは今年だけで3度目になります(残り2作は本格ではなくサスペンスでしたが)。面白かったので7点以上を付けたいところですが、このネタにはいささかうんざりしているのでマイナス1の6点で

1レコード表示中です 書評