逆転正義 |
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作家 | 下村敦史 |
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出版日 | 2023年08月 |
平均点 | 6.00点 |
書評数 | 1人 |
No.1 | 6点 | まさむね | |
(2024/05/14 21:44登録) 6編が収録された短編集。個々の短編はメッセージ性も含めて好きなタイプなのですが、一貫する系統が見えてしまう分、続けて読むとどうかなぁ、という面もあります。①、⑤、⑥あたりに、作者の意思(主張?)が強く表れているのだと思います。 ①見て見ぬふり:時代を反映した作品。 ②保護:おっと、見事にやられました。2作目に配置したのは正解。 ③完黙:本作品の中では最も凡庸か。 ④ストーカー:少なくともポイントの一つは容易に気づくかも。 ⑤罪の相続:恨みの連鎖という、古から現代に繋がる課題。 ⑥死は朝、羽ばたく:ふむ。突っ込みたい点や、①や⑤と重複する部分もあるけれど、短編集の締めとして好印象。 |