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ミステリの祭典

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忘却の船に流れは光

作家 田中啓文
出版日2003年07月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 7点 zuso
(2026/07/11 21:10登録)
壮大なスケールの宇宙冒険もの。五つの階層からなる閉鎖都市で聖職者としての修行を続けるブルーは、修学者ヘーゲルと出会って世界の成り立ちについての疑問を覚える。なぜこんな奇妙な世界が生まれたのか。
圧倒的な密度で神と悪魔の混在する異世界を構築しながら、最後にSFとしての大どんでん返しを仕掛ける手腕は瞠目に値する。

No.1 6点 糸色女少
(2023/06/05 22:29登録)
日本神話、キリスト教、密教など様々な宗教をごった煮にしたような世界観に、凄惨な殺戮や汚物の描写といった、聖俗のないまぜになった世界はまさに作者ならでは。
それだけではなく、奇怪な閉鎖空間を巡る壮大な謎を描いた堂々たる骨格の本格SFであるのがうれしい。

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